ほきる (神奈川の方言)
草木などが〈人間も〉成長する。 この桑(くわ)よー、よくほきたなー(この桑はね、十分に成長したなあ)
ほこる (宮崎の方言)
茂る。 ここんかたのにわは、くさがほこちょる(ここの家の庭は草が茂っている)
ほっけぁ (岩手の方言)
ほお(頰)。 このわらし、あげほっけぁしてるな(この子は、赤いほっぺたをしているねえ)
ほまぢ (福島の方言)
へそくり。 このくづは、ばーちゃんのほまぢで買ってもらった(この靴は、おばあさんのへそくりで買ってもらった)
ほめく (長崎の方言)
暑くなる。 こん夏はもうほめーてほめーて、のさんやった(この夏はもう暑くて暑くてたまらなかった)
ほる (兵庫の方言)
捨てる。 このゴミ、ほってきてくれ(このゴミを捨ててきてくれ)但馬では「ほーる」とも。
ほんそご (島根の方言)
最愛の子。 こんこは、わしのほんそごでの(この子は、私の可愛がっている子どもです)
まさか (埼玉の方言)
とても。はなはだ。 この電球はまさかあかりーやいね(この電球はとても明るいね)
ませる (富山の方言)
差し上げる。 あんにゃにこの菓子ませるわか(あなたにこのお菓子をさしあげますよ)
まてー (長野の方言)
ていねい。 あそこのしょーは、まてーだから(あそこの人達は丁寧に仕事をするから)時にけちくさいほどまめまめしく働く様子。