いら (大分の方言)
鱗(うろこ)。 こんさかなは、いらがとりにきー(この魚は鱗が取りにくい)
いんめー (山梨の方言)
少し。 そんなこん言わでーで、俺にもいんめーくれでー(そんなこと言わないで、俺にも少しくれよ)
うがみんしょーらん (鹿児島の方言)
こんにちは。 朝昼晩の別なく用いられる。
うっせー (大分の方言)
【主に県西部など】まずい。 言うちゃすまんけんど、こん団子はうっせーなー(こう言っては申し訳ないが、この団子はまずいなあ)
うっとこ (大阪の方言)
私のところ。私の家。 こんど一回うっとこきーや、ごっつぉしたるさかい(今度一度、私のところに来なさいよ。ご馳走をしてやるから)
うつり (広島の方言)
返礼の品。おかえし。 隣家から温泉旅行の土産、もろーたけー、こんだー何かうつりゅー、かえさにゃー、いけんのー(隣家から温泉旅行の土産を貰ったから、今度は何か返礼の品を返さなくてはいけないね)
うんつく (奈良の方言)
馬鹿者。 こんうんつくめ、何ぬかしてんのど(この馬鹿者め、何を言ってるのだ)
えすか (熊本の方言)
こわい。恐ろしい。 あすこん竹やぶは幽霊のずるげなけん、えすかばい(あそこの竹やぶは幽霊が出るそうだから、こわいよ)北部では「えずか」とも。
えらしー (大分の方言)
かわいらしい。 こん子は、だーねーえらしーなー(この子は、非常にかわいらしいなあ)「愛らしい」の転。
おかべ (鹿児島の方言)
豆腐。 あひこんおかべは、んまかどー(あそこの豆腐はおいしいよ)女房ことば「御壁〈白くて平らなことから豆腐を表すようになった〉」に由来する。