あさっぱら (埼玉の方言)
朝。早朝。 こんなあさっぱらからねーとりしてるんかい(こんなに早朝から苗取りをしているのかい)
あずげる (山形の方言)
与える。 こだなあぶないもの、子どもさあずげでだめだ(こんな危ないものを子どもに与えてはだめだ)
あてこともねー (群馬の方言)
途方もなくたくさん。 あてこともねー、もってきらっといい(こんなにたくさん持ってこなくてもいい)量の予想外の多さに用いられる。
あんきまごろく (愛媛の方言)
のんきもの。 こがなあんきまごろくた、思わなんだ(こんなのんきものとは思わなかった)
あんとんねー (千葉の方言)
何ともない。 こんくれーあんとんねーよ(これくらい何ともないよ)
いいしき (群馬の方言)
よいところ。よしとするところ。 こんなもんは持ってってもらうだけでいーしきだ(こんな物は持っていってもらうだけでよいところだ)
いが (長崎の方言)
赤ん坊。 あすこんいがは、かわいかなあ(あそこの赤ん坊はかわいいねえ)今は使わない。「いがいがと泣く」の古語から生まれたと言われるが、擬声語「いがいが」が使われることはない。
いきたむながる (大分の方言)
行きたくないと強く思う。 こん子は学校にいきたむながっち、こまる(この子は学校に行きたくないと言って、困る)
いて (鹿児島の方言)
お湯が熱い。 こん風呂はいとして、いやならんなー(この風呂は熱くて入れないなぁ)「いたか」とも。
いみる (大分の方言)
〈人やものの〉数量が増える。 この頃畑ん草がいみっち、どんこんならん(この頃畑の草が増えて、どうにもならない)