〜ごろ (鹿児島の方言)
人を卑める接尾語。 じごろ(地元生え抜きの田舎者)うそひーごろ(噓つき野郎)
ごろたひく (香川の方言)
おおいびき。 あれと同じ部屋はいやでぇ、ごろたひくけん(大いびきをかくので、同部屋はお断り)
ごわす (長野の方言)
あります〈丁寧語〉。 きんなは、それはたしかに、机のういにごわした(昨日はそれはたしかに机の上にございました)
ごわへん (大阪の方言)
ございません。 皆さん、おかわりごわへんか(皆さん、お変わりございませんか)「ごわす」の打消し形。
ごんごんちー (山口の方言)
妖怪。幽霊。 ゆうこときかんと、ごんごんちーがでるよ(言うことを聞かないとお化けが出るよ)幼児語。
ごんしょ (和歌山の方言)
いらっしゃいよ。 そがいにえんりょしやんすな。うちいごんしょ(そんなに遠慮しないでよ。わが家にいらっしゃいよ)きいつけてにい。はよ、ごんしょ(気をつけてね。はやくもどっていらっしゃいよ)
ごんす (滋賀の方言)
来なさる。 『ごんせ食堂』の看板の脇道から、まっすグごんせ(『ごんせ食堂』の看板の脇道から、真っ直ぐにお出で)
ごんたくれ (大阪の方言)
腕白。いたずらっ子。 あいつほんまにごんたくれやなー。ゆーことひとっつもきけへんし(あいつは本当に腕白だねえ。言うことを一つも聞かないし)
ごんぼほる (青森の方言)
だだをこねる。 けんどの真中でごんぼほるわらしいだ(道路の真中でだだをこねる子どもがいる)
ごんぼほる (秋田の方言)
駄々をこねる。暴れる。 酒飲んでごんぼほる(酒を飲んで管を巻く)「牛蒡掘る」から。地中の牛蒡は掘るのに手がかかることから、駄々をこねたり酒を飲んで管を巻くなど、手のかかることを言う。