あつる (山形の方言)
一歩ずつ進む。 部屋んなが、あゴつるとごもなぐ、つらけった(部屋の中が足を踏み入れるところもなく散らかっている)
いっすんずり (大分の方言)
車のひどい渋滞。 別大国道は、いっつもいっすんずりじゃ(〈別府と大分を結ぶ〉別大国道はいつも大渋滞だ)「一寸ずつズル」の意。
かつがつ (熊本の方言)
少しずつ。適度に。 いっぺんにたべんで、かつがつ口にいれんかい(一度に口に入れないで、少しずつ適度な量を口に入れなさい)
こそこそ (埼玉の方言)
こつこつ。少しずつ。 田植えの準備はうんとめーからこそこそしとくもんだ(田植えの準備はずっと前から少しずつしておくものだ)
ずつない (兵庫の方言)
胸や腹が苦しい。 肉食べ過ぎてずつないわー(肉を食べ過ぎて腹が苦しいよ)
ずつない (奈良の方言)
体調や気分がわるい。 ゆーべ夜ふかししたよって、ちょっとずつないねん(昨夜夜ふかししたので、少し気分がわるいんだ)
ずつない (高知の方言)
つらい。やるせない。 あいつにずかれてずつない(あいつにられてやりきれない)
ずつねー (大分の方言)
苦しい、情けない。 仕事が思うようにいかん。ずつねーのー(仕事が思うようにいかない。苦しいなあ)「術なし」の転。
つりたりつりたり (岩手の方言)
少しずつ継続的に。 つりたりつりたりくってばりいで、さっぱどかしぇがねで(ひっきりなしに食べてばかりで、ちっとも働かない)
へらへっと (兵庫の方言)
いっぱい。 おこわへらへっとくーてずつないわー(赤飯を一杯食べて苦しいよ)