せっちょはぐ (岩手の方言)
難儀する。 おーゆぎふっただす、せっちょへぁで、がっこさいったず(大雪がふったので、難儀して学校に行ったそうだ)
せっちょー (群馬の方言)
世話。 また余計なせっちょーやいて困るよ(また余計な世話をやいて困るよ)「せっちょー」だけで「余計な世話」の意にも。
せつない (山梨の方言)
苦しい。 咳ん出てせつなくってね(咳が出て苦しくてね)身体的な苦痛に使われる。「せつねー」とも。
せつなか (佐賀の方言)
窮屈だ。 また肥えたけん、シャツんボタンのせつーなかごとしとったいえー(また太ったから、シャツのボタンが窮屈そうにしているじゃないか)
せつね (新潟の方言)
つらい。悲しい。 あんべわーりてせつーねですてー(体調がすぐれなくて辛いですよ)それほど大げさでなくても、よく使われる。
せつろしー (滋賀の方言)
煩わしい。 あの人の話はなごーて、ほんま、せつろして、かなん(あの人の話は長くて、ほんとうに煩わしくて、嫌だ)
せづなえ(1) (茨城の方言)
貧しい。 とーちゃんはやぐにしんでー、せづねーくらししてんだど(父さんが早く亡くなって貧しい暮らしをしているそうだ)
せづなえ(2) (茨城の方言)
悲しい。 息子らでぎガわるくてせづなえ(息子たちの出来が悪くて悲しい)
せづね (福島の方言)
うるさい。 せづねがら、こっちゃ来んな(うるさいから、こっちへ来るな)
せなご (埼玉の方言)
長男。 おめんちのせなごもえらくなった(お前の家の長男もえらくなった)