しびがわりー (鳥取の方言)
恥ずかしい。きまりが悪い。 ぬすっと猫は、しびがわりげにくらまかいて、逃げたわいな(ぬすっと猫は、悪いことをしたというようすで、逃げていったよ)
しゃだれ (三重の方言)
横なぐりの激しい雨。 えらいしゃだれにおーてなー、おーじょーしたわ(ひどい土砂降りの雨で大弱りだったよ)
そそくる・そそくう (愛知の方言)
〈衣類を〉繕う。 よーなびで足袋をそそくったわ(夜なべ仕事で足袋を繕ったよ)東三河では「そこばう」。
たわ (島根の方言)
峠。谷間。 となりのむらは、あんたわのむこーにあーます(隣村はあの峠の向こうにあります)石見では「たお」とも。
なす (茨城の方言)
生む。 とりめガーたまゴなしたわ(ニワトリが卵を生んだよ)
にがる (岡山の方言)
腹が苦しく痛む。 はらーにがって、どねんしょーよーもなかったわ(腹がひどく痛んで、どうしようもなかったよ)
のすける (広島の方言)
手渡す。近寄せる。 手がたわんけー、こっちーきて、のすけてくれんかいのー(手が届かないから、こちらへ来て、手渡してくれないかね)
のーなる (岡山の方言)
無くなる。亡くなる。 みな、のーなってしもーたわ(すべて、なくなってしまったよ)
はいごん (島根の方言)
大騒ぎ。 よんべは、こんれーではいごんでしたわ(昨夜は婚礼で大騒ぎでした)「はえごん」とも。
はんざいこ (奈良の方言)
隙間。 あおんじょ、家と風呂場のはんざいこへ入りよったわ(青大将が、家と風呂場の隙間へ入って行った)