た(っ)ける (山口の方言)
叫ぶ。 こねーな夜中にたっけりんなーや(こんな夜中に叫ぶなよ)
たい (滋賀の方言)
頂戴。ください。 甘いもん、わいにも、たい。もちっと、くらい(甘い物、俺にも頂戴な。もう少し下さい)
〜たい (福岡の方言)
〜よ。 どげーしたるじゃろーかて、時々、思いよりますたい(どうしていらっしゃるだろうかと時々思っていますよ)
たいぎい (愛媛の方言)
おっくうだ。 たいぎい言うて、動きもすごきもせん(おっくうだといって、ちっとも動かない)
たいぎゃ (熊本の方言)
本当に。 熊本城は、たいぎゃむしゃんよかね(熊本城は、本当に武者ぶりがいいね)「大概に」「ほどほどに」の意でも用いられる。
たいこうさん 【太閣さん】 (奈良の方言)
背丈の低い人。 うちのお父ちゃんは太閤さんやさかいにお母ちゃんより小さいねん(うちの父は背丈が低く、母より小柄なんだよ)
たいした (北海道の方言)
たいそう。とても。 あいつは絵ーたいしたうまいんだわー(あいつは絵がたいそううまいんですよ)
たいたい (愛媛の方言)
魚の幼児語。 言うことよーきけ、たいたい買(こー)てやるけん(言うことをよくききなさい、お魚を買ってあげるから)東予では「びーこ」「びー」、中南予では「じじ」。
たいだい (愛知の方言)
わざわざ。 遠くからてぁーでぁー来てまって悪いねー(遠くからわざわざ来ていただいて悪いね)
たいへん (山梨の方言)
たくさん。 遠慮しんでたいへん食べろし(遠慮しないでたくさん食べなさい)量を示す用法に多く使われる。