さっつぇーなし (茨城の方言)
おっちょこちょい。考えなし。 あえづはさっつぇーなしだがら、うっかりしゃべらんねーぞ(あいつはおっちょこちょいだからうっかり話せない)
ざっぽい (栃木の方言)
露っぽい。 あさっぱら、田んぼのあぜ道がざっぽかったもんだがら、膝っかぶから下がびっちょりになっちゃった(朝、田のあぜ道の草が露っぽかったものだから、膝下がびっしょりになった)
しっぱね (福島の方言)
泥はね。 雨っぷりだがらズボンの裾、しっぱねだらげだ(雨が降っているからズボンの裾は、泥はねだらけだ)「すっぱね」「つっぱね」とも。
〜しておく (福岡の方言)
〜する。 これ、なおしておいて(これ、しまってくれ)「〜する」だけで十分だが、あえて「〜しておく」と表現する。
すいしょ (福島の方言)
風呂。 ばんかだだがら、すいしょ燃せ(夕方だから、風呂を焚け)会津では「すうしろ」「すえひょ」とも。
すみ (茨城の方言)
電池。 うゴがねな、すみきれだがな(動かないなあ、電池がなくなったかな)
せっちょ (栃木の方言)
世話をやき過ぎること。おせっかい。 赤ちゃんをせっちょし過ぎたもんだがら、とーとー泣ぎそっぺになった(赤ちゃんにおせっかいをし過ぎたために、ついに泣き出しそうな顔になった)
そこっと (岩手の方言)
静かに。 おぼこねってだがら、そこっとしてろ(赤ん坊が眠っているので、静かにしなさい)
そばえる (栃木の方言)
甘える。甘ったれる。 何がやんなんだが子どもは、母親の膝っかぶんとごでそばえてぐじっていた(何が嫌なのか子どもは、母親の膝元で甘えてぐずぐず言っていた)
てぃだ (鹿児島の方言)
太陽。日。 てぃだぬいじてぃ(日が出た)てぃだぬてぃりつけぃてぃ、めぃひきゃるさ(太陽が照りつけてまぶしい)太陽を神格化して言うときは「てぃだがなし」。