あたじけない (東京の方言)
けちだ。欲が深い。 あたじけない話だがそんなあたじけない料(りょう)簡(けん)の奴(やつ)
あだりほどり (宮城の方言)
そこいらじゅう。近辺。近隣。 どごさ落どしたもんだが、あだりほどりたねでくっか(どこに落としたものやら、そこいらを捜してくるか)
あったらもん (栃木の方言)
惜しむべき物。大切な物。 この古い帯は、あったらもんだがらすてんなよ(この古い帯は大切な物だから捨てるなよ)
あっぱとっぱ (茨城の方言)
あわてふためく様子。 きゅーにきゃぐきたもんだがら、あっぱとっぱしちゃったよ(急にお客が来たのであわててしまったよ)
あっぺとっぺ (宮城の方言)
つじつまの合わないこと。 あの人ゆーのはあっぺとっぺで何かだってんだがわげわがらね(あの人の言うことは頓珍漢で何を言っているのかわからない)
うい(1) (富山の方言)
つらい。苦しい。 風邪をひいたがか、なんやらからだがういわ(風邪をひいたのか、なんだか、体がつらいよ)
うっつぁし (福島の方言)
騒がしい。 うっつぁしわらしは、じゃまだがら、あっちゃ行ってろ(騒がしい子どもは、じゃまだから、あっちへ行ってろ)
うるがす (福島の方言)
水に浸してふやかす。 あしたは餅だがら、餅米うるがしておぐべ(明日は餅だから、餅米を水に浸しておこう)
えんずえ (宮城の方言)
違和感があるさま。 なんだが、めぁえんずえや(何だか目がごろごろするよ)「着衣が窮屈なさま」「居心地の悪いさま」「歯に物が挟まったさま」などにも言う。
おっちょる (大分の方言)
いる。 佐藤さん、おっちょるかえ?(佐藤さん、いますか?)直訳すると「いている」だが、こう言うことが多い。