ねー (三重の方言)
無い。 まあこのごろはくさやがねーよになった(まあこのごろはわら葺の家が無いようになった)ai 連母音同化の痕跡か、これがよく耳につく。
ばし (秋田の方言)
噓。 ばしこえでばりいる人だ(噓をついてばかりいる人だ)ばしまげるもんでねぁ(噓をつくもんじゃない)県北部では「じほ」。「噓をつく」は「じほこぐ」「じほまげる」。
ひとすばえする (大分の方言)
〈子どもが〉来客などに興奮してまつわりつくこと。 こら!お客さんにひとすばえすんな!(これ!お客さんにまつわりついたらいけないよ)「人見知り」の反対。
ひょろずく (鳥取の方言)
よろめく。よろける。 年のせいかひょろずくよーになったわ(年を取ったせいかよろめくようになったよ)「よろつく」「よろばう」とも。
ふくぞむ (福岡の方言)
はいつくばう。 いしろーろーのしたい、わくろのふくぞーろるばい(石灯籠の下にがま蛙がはいつくばっているよ)
ふるつく (広島の方言)
梟。 ふるつくが「のりつけほーせ」ゆーて、鳴きよるぞ(梟が「糊つけ干せ」と鳴いているよ)
ぼさりつく (滋賀の方言)
背中にしがみつく。 ぼさりつくとさいガ、ねてまうのんやった(背負ってもらおうものなら、すぐにも眠ってしまうのだった)
ぼっこ (福島の方言)
下駄にくっつく雪。 玄関の前でぼっこ落どせ(玄関の前で履物の雪を落とせ)
〜まいか(1) (三重の方言)
〜しようよ。 はよよばれよまいか(早くご馳走になろうよ)勧誘。動詞の意志形につく。ちなみに志摩で「行かまいか」と言うときは、「行かずにおこうか」という意味である。
まじくなう(1) (東京の方言)
表面をまぎらかしてとりつくろう。 ちょいとそこ、まじくなっといてね(ちょっとそこをとりつくろっておいてね)