つ(ー) (佐賀の方言)
瘡ぶた。〈蟹の〉甲羅。 こん前怪我したとけつーんでけて、くーかいか(この前怪我したところに瘡ぶたができて、とても痒い)「つーたん」は「役に立たない者」の意。
ついぞ (三重の方言)
いっぺんも。 まーついぞれーいーにきたことないわ(まあ一度も礼を言いに来たことがないよ)
ついな (愛媛の方言)
同じ。そっくりな。 親子で、ついな柄にしたんよ(親子で同じ柄にしたんだよ)
ついり (和歌山の方言)
梅雨。 知らんまに、もー、ついりになってしもーて(知らないあだにもう梅雨の時期になってしまって)
〜つか (兵庫の方言)
(〜して)下さい。 まあこっちゃへきて、あがってつか(まあこっちへ来て、上がって下さい)
つか (香川の方言)
下さい。 ちびっとこば残しといてつかよ(ほんの少し残しておいて下さいよ)東讃(旧高松藩)では「いた」。
つかえる (奈良の方言)
混雑する。 この時間、大安寺のへんはえらいつかえてんでえ(この時間、大安寺あたりはすごい混雑しているよ)
つかえん (富山の方言)
かまわない。 なーん、つかえんちゃ(何も差し支えないよ)
つかーせー (岡山の方言)
ください。 そけー置いてーてつかーせー(そこへ置いておいてください)
つぎやいにしとく (三重の方言)
申し合わせで互いに贈答を省く。 なんでもつぎやいにしときゃえーわさ(なんでもつぎやいにしておけばいいのさ)