せに (香川の方言)
から。 お土産こーてきて、やるせに(お土産を買ってきて、あげるから)
せんど (三重の方言)
たびたび。思う存分に。 そらあんたさんはせんどくろーしてきなったひとやで(それはあなたは存分に苦労してきなさった人だから)
そがらし (宮崎の方言)
非常にたくさん。 こらまた、そがらしもんじゃ。こんからいもはどっかいもっきたんな(これはまた、たくさんだ。この薩摩芋はどこからもってきたの)
そめ (岐阜の方言)
案山子。 稲がでーぶいろんでったで、そめ立てよか(稲がかなり実ってきたので、案山子を立てようか)
そーのー (奈良の方言)
家屋に隣接する畑。 ちょっと悪いねんけどよ、そーのーでネギとってきてくれよ(ちょっと悪いのだけれども、家の隣の畑でネギとってきてよ)
たってき (香川の方言)
取敢えず。 たってき、百万円ぐらいはいる(取敢えず、百万円は必要)
たばる (奈良の方言)
神仏の前から供物を下げて戴くこと。 仏さんの団子たばってきてよばれようか(仏壇に供えてある団子を下げてきて、食べようか)
たびょー (岡山の方言)
食べるだろう。 こけー置いとったら、帰ってきて食びょー(ここへ置いておけば、帰ってきて食べるだろう)
たましぽろぎ (秋田の方言)
失神するほど驚くこと。 草むらがら蛇出はってきて、たましぽろぎした(草むらから蛇が出てきて、びっくり仰天した)「魂ほろく」は「失神する」。「ほろく」は「ぶるぶると振るい落とす」「すっかり失う」の意。
ちきない (石川の方言)
病気で体がつらい。 かぜひーいて、なんやらきちないわ(風邪をひいて、なんだかつらいよ)「ちきねー」とも。加賀では「てきない」。