もじゃくたらね (山形の方言)
どうしようもない。幼稚だ。 なんぼおしぇてもおぼえでねぐで、もじゃくたらねやろだ(いくら教えても覚えていなくてだめな野郎だ)「もじゃくたね」とも。
もぞぐったい (静岡の方言)
痛がゆい。くすぐったい。 麦ののギガ背中にへーってもぞグってーや(麦の穂先が背中に入ってくすぐったいや)
もとーらん (広島の方言)
つまらない。首尾一貫しない。役に立たない。訳が分からない。賢明でない。 おーきゅーなっても、もとーらんことばー、ゆーてからに、やれんよ(大人になっても賢明でないことばかり言ってやりきれないよ)
やでまか (新潟の方言)
どうしても。飽くまで。 やでまか行がんばねー(どうしても行かなければならない)「いやでもか」からという。
〜やんか (大阪の方言)
〜じゃないか。 そんなんせんでえーやんか(そんなことしなくてもいいじゃない)
よござっしょ (福岡の方言)
よいでしょう。 おねがいしてもよござっしょーか(お願いしてもよいでしょうか)
よでもねー (千葉の方言)
余計なこと。 よでもねーけど言わしてもらうべ(余計なことだけど言わせてもらおう)
よのめ(1) (青森の方言)
ものもらい。 それよのめだはんで、病院で見でもられ(それものもらいだから、病院で治療してもらえ)南部では「よめ」。
よーせん (岡山の方言)
とてもできない。 そねーなこと言われても、わしゃーよーせん(そのようなことを言われても、僕はとてもできない)
わっぜ (鹿児島の方言)
大変。とても。 わっぜきびしせんせーじゃ(たいへん厳しい先生だ)「わざわいか〈災〉」が語源。