きがせれる (鳥取の方言)
いらいらする。苛立つ。 これだけ教えてまうても、わからんけんきがせれるかいな(これだけ教えてもらっても、わからないからといっていらいらするな)
きさんじ (島根の方言)
【出雲】痛快なこと。【石見】気晴らし。 やっぱし、しょーぶは勝たんときさんじにならん(やっぱり、勝負はかたないと面白くない)「かゆいところを搔いてもらう快感」の意もあるらしい。
きずい (鳥取の方言)
頑固な。 うちのおとりはきずいなけー、言ったったって、げーがないわ(私の弟は頑固だから、言ってやっても無駄だよ)
きとろ (滋賀の方言)
隣家。特に北隣り。 ほや。ビールは、きとろの池で冷やしてもろてこ(そうだ。ビールは、北隣りの家の池〈井戸〉で冷やしてもらって来よう)
きめる (岐阜の方言)
捕らえる。 おめーさん、なかなかきめるの、うめーなも(あなたは、とても捕らえるのが、上手ですね)
きょてー (鳥取の方言)
恐ろしい。怖い。 暗闇にあるせんぼの前を、ひとりで通るのはなにってきょてーなー(暗闇の墓場の前を、ひとりで通るのはとても怖いね)
きょーさめー (鳥取の方言)
不思議な。珍しい。予想外な。 なんぼ探してもぜにぶくろがないなんて、きょーさめーことだ(いくら探しても財布がないなんって、不思議なことだ)
きょーてー (岡山の方言)
恐ろしい。気味が悪い。 あそこのお化け屋敷、ぼっけーきょーてーんでー(あそこのお化け屋敷はとても怖いんだよ)
ぎゃーけ (佐賀の方言)
風邪。 がばい寒かぎー、ぎゃーけばせんごとしときんしゃい(とても寒いから、風邪をひかないようにしておきなさい)「咳気」。
くじっかてーに (神奈川の方言)
律儀に。かたく。 くじっかてーに、おけーしなんか、しなくっても、いーだよー(律儀に、お返しなどしなくても、いいんだよ)