こーへた (鳥取の方言)
大人びた。 この蛇はこーへたやつだ。石をかっけてもびくともせんわい(この蛇は老成したやつだ。石を投げてもびくともしないよ)
ござる (三重の方言)
おられる。 今ござったらげんなりしなるわさ(今生きておられたら、がっかりされるわよ)「呼んでござる」のように補助動詞としても用いられる。
ござんす (長野の方言)
ございます。 おらえーあたりまで、よんでむらって、ありがとーござんした(私の家まで招待してもらって、ありがとうございます)
さいがはやい (鳥取の方言)
すばしこい。はしこい。 さいがはやい子は、物覚えがえーし、なんたってかしけー(はしこい子は、物覚えがいいし、何と言っても利口だ)
さどい (徳島の方言)
機敏な。機転が利く。 この子は何してもさどいなあ(この子は何をしても機敏だなあ)「さどこい」とも。
さんよ(ー) (兵庫の方言)
予定。計算。 どないしてもさんよーがあわへんねん(どうしても計算が合わないんだよ)「さんにょう」とも。
ざっかけだ (神奈川の方言)
こだわらない。 あのひたーざっかけだーからよー、気にしなくったってえーよー(あの人は物にこだわらないから、気にしなくても平気だよ)
しがだねぁ (秋田の方言)
すまない。 あんだに皆やってもらって、しがだねぁな(あなたに全部やってもらってすまないね)
しじる(2) (鳥取の方言)
煮る。 牛肉は焼いてもしじってもまい(牛肉は焼いても煮てもおいしい)
しったげ (秋田の方言)
とても。 しったげさび(とても寒い)「死ぬだけ死ぬほど」から。年配者にはこの語源意識があり、「しんたげ」とも言う。