てれこ (三重の方言)
逆。あべこべ。 うえしたてれこになっとるわして(上下が逆になってるよ)
てれこ (大阪の方言)
互い違い。 これ、てれこになってるやないかい(これ交互に食い違っているじゃないか)
てれこ (奈良の方言)
反対。逆さ。 おまはんの服、そら、てれこやがな(あなたの服、反対じゃないか)裏表・前後・上下などが逆であること。
てれこ (徳島の方言)
ものの位置が入れ違っていること。 数字がてれこになっとったけん、計算が合わなんだ(数字の順番が違っているから計算が合わなかった)
てれんこぱれんこ (山口の方言)
ふらふらする。ぐずぐずする。 時間がないけー、てれんこぱれんこするなっちゃ(時間がないから、ぐずぐずするな)「てれーぐれー」とも。長門では「てれんぱれん」とも。
てれんぱれん (長崎の方言)
ぶらぶらと何もせず。 てれんぱれんしとらずに、手がせすればよかたー(ぶらぶらしていないで、家の手伝いぐらいすればいいだろうに)
てんがけ (群馬の方言)
いきなり。 てんがけ、そんなこと言ったってだめだよ(いきなりそんなこと言ってもだめだよ)
てんくら (山口の方言)
仕事もなく信用ができない人。うそ。 あのひたーてんくらじゃー(あの人は信用できない人だ)「てんくらだめじゃのー全くだめだな」という表現もある。
てんっぱな (神奈川の方言)
やつで〈植物〉。 こけーらじゃー、てんグっぱなって、ゆーだ(この辺りでは(やつでを)てんぐっぱなとよぶんだ)
てんぐるま (群馬の方言)
肩車。 子どものこらー親父によくてんぐるましてもらった(子どもの頃は親父によく肩車をしてもらった)