〜がな (大阪の方言)
〜ではないか。〜じゃない。 そんなんもー、どーでもえーがな(そんなのもうどうでもいいじゃない)
きもやげる (秋田の方言)
腹が立つ。 いづまでも待だへで、まんじ、きもやげる(いつまでも待たせて、なんと、腹が立つ)「きまげる」とも。「肝焼ける」から。
きょーこつだ (神奈川の方言)
大げさだ。 あいつ、きょーこつだーからよー、話はんぶんにきけ(あいつは何でも大げさに言うから、あまり本気で話を聞くな)
きょーとい (広島の方言)
恐ろしい。こわい。不安だ。とんでもない。ひどい。 あないなきょーとい事件、初めてや(あんな恐ろしい事件は初めてだ)
ぎなぎなと (三重の方言)
まずまず。どうにか。 まーおかげさんでぎなぎなとなー(まあおかげさまでどうにかねえ)病気というほどでもなく頑健でもない健康状態をいう。
くされたまぐら (秋田の方言)
何にでも口出しする人。 あれだば何さでもはまるくされたまぐらだ(あいつは何にでも口を出すやつだ)
けっぱなずく(1) (鳥取の方言)
つまずく。 年を取ると、ちっしゃな石でもけっぱなずいてもくれる(年を取ると、小さな石でもつまずいて転ぶ)
けとろく (大分の方言)
つまらぬこと。 そげなけとろく言うもんじゃねえ(そんなつまらないことを言うものではない)「愚か者」の意でも使う。
けーかす (鳥取の方言)
消す。消火する。消灯する。 焚(たき)火(び)をしたら、どがでも水をかけてけーかせ(焚火をしたら、かならず水をかけて消せ)
こたぐる (和歌山の方言)
こじ開ける。 牛がかんぬきをこたぐる(牛がかんぬきをこじ開ける)「突き上げる」の意でも用いられる。