〜とん (佐賀の方言)
〜が〈接続助詞〉。 あんやったちゃーちーん来られんとん、どぎゃんしたろーか(あの人たちはちっとも来られないが、どうしたのだろうか)
とーみ (福島の方言)
とうもろこし。 とーみギ、ゆでだがら食ってって(とうもろこし、茹でたから食べていって)「とーギみ」とも。
どさんこ 【道産子】 (北海道の方言)
道産馬。 どさんこはちっちゃいけど力つおくてよくはたらく(道産子は小さいけど力が強くてよく働く)北海道生まれの人を指すこともある。
どでんする (秋田の方言)
びっくりする。 こねだの地震だば、どでんしたな(この間の地震にはびっくりしたな)「どってんする」とも。「動転する」から。
どーかん (山口の方言)
悪ガキ。腕白。 近所のどーかんにはまいるっちゃ(近所の悪ガキは手におえない)「どーかんぼーず」「どーげん」とも。周防では「がんぼー」。
〜なり (岡山の方言)
〜のまま。〜ごと。 このぶどー、皮なり食べれるけー、食べやしーわ(この葡萄は、皮ごと食べられるから、食べやすいよ)「〜まま」とも。
なんも (北海道の方言)
いやいや。ちっとも。 「世話になってすまんね」「なんも、なんも」(いえいえ、ちっとも)「なんもさ」「なんもだ」とも。
なー (新潟の方言)
お前。 なーがわーり(お前が悪い)同輩以下の者を呼ぶのに用いる。「んな」「うな」とも。
なーしょ (福島の方言)
苗代。 うっしょのなーしょさ、行ってくっから(裏の苗代に、行ってくるから)「なーしろ」とも。
なーん (石川の方言)
いいえ〈応答詞〉。 なーん、それは、わしとちゴーガや(いいえ、それは私と違うんだ)能登では「べっちゃ」「びっちゃ」とも。