うちなーゆー (沖縄の方言)
琉球処分〈明治一二年〉前の琉球国王が治めていた時代。 うちなーゆーや まし やたん(琉球国時代は良かった)やまとぅゆー日本の統治した時代、あめりかゆー米国の統治した時代などに対する。
うっせー (大分の方言)
【主に県西部など】まずい。 言うちゃすまんけんど、こん団子はうっせーなー(こう言っては申し訳ないが、この団子はまずいなあ)
うるがす (宮城の方言)
米・豆類・切干大根、また食後の食器などを水に浸すこと。 もづごめ、うるがしておいでけさいん(もち米を水に浸しておいてください)
えどる (山口の方言)
なぞる。 えどってかきゃーえー(なぞって書けばいい)「えぞる」「などる」とも。
えむ (群馬の方言)
栗やざくろなどの実が熟す。 栗がえんだよ(栗が熟したよ)
えんずえ (宮城の方言)
違和感があるさま。 なんだが、めぁえんずえや(何だか目がごろごろするよ)「着衣が窮屈なさま」「居心地の悪いさま」「歯に物が挟まったさま」などにも言う。
おじる (山形の方言)
〈車などから〉降りる。 おじる人ガしんでがらおのりください(降りる人がすんでからお乗りください)
かぜねつ (福井の方言)
風邪をひいたときなどにできる口角炎、口内炎。 かぜねつできてるで、あついもん食べると口のはたしみるわ(口角炎ができているので、熱いものを食べると口の端がしみるよ)
かど (山形の方言)
鰊。 昔はかどなど、やんだほど食ったったな(昔は鰊なんか嫌になるほど食べたなあ)
かんこくさい (兵庫の方言)
紙・布・綿などの焦げたにおいがする。 おい、なんかかんこくさいど。べっちょないか(おい、なんか焦げ臭いにおいがしているよ。大丈夫か)