はんてん 【袢纏着】 (東京の方言)
鳶職・大工・左官など屋(や)職(じょく)の人たち。 屋職っていう人は、もーいわゆるはんてん着ですね。これはもーことばが荒いんすよね
ばんば (福井の方言)
木製雪かき具。 昔ぁ、屋根のぼって、ばんばで雪おろいたもんや(昔は、屋根にのぼって、木製の雪かき具で雪を下ろしたもんだ)嶺北では「こすき」「ばんばこ」、嶺南では「こすき」「てんずき」などとも。
ばーさらげる (茨城の方言)
髪の毛などが乱れる。 ばーさらげだあだましてあるってるわ(乱れた髪の毛をして歩いているよ)
ひっとずる (長崎の方言)
ちょっと出る。 頭のひっとでとる(頭がちょっと出ている)「ひっ」「ひん」は、「少し」「つい」など空間・時間的に小の程度を付加する接頭辞。
ひとすばえする (大分の方言)
〈子どもが〉来客などに興奮してまつわりつくこと。 こら!お客さんにひとすばえすんな!(これ!お客さんにまつわりついたらいけないよ)「人見知り」の反対。
ひょーぐる (群馬の方言)
〈水などが〉勢いよく噴き出す。 ホースから水がひょーぐっておーごとしたよ(ホースから水が吹き出して大変だったよ)
ひんのむ (長崎の方言)
〈つい〉吞み込む。 しーかの種ばひんのんでしもーた(西瓜の種を吞み込んでしまった)「ひっ」「ひん」は、「少し」「つい」など空間・時間的に小の程度を付加する接頭辞。
びんだれ (愛媛の方言)
服装などのだらしない人。 ズボンからシャツ出して、びんだれじゃのー(ズボンからシャツを出して、だらしないなあ)原義は「鬢垂れ」。南予では「びったれ」。
ふんだだ (神奈川の方言)
水などの量が、十分だ。 ふろの湯、ふんだだにしといたから、へーろよ(風呂の湯を、たっぷり入れておいたから、入れよ)
ぶちゃける (岐阜の方言)
〈水などを〉こぼす。 お茶ぶちゃけてまって、みっともねーこっちゃ(お茶をこぼしてしまって、恥ずかしいことだ)