しった (埼玉の方言)
〈鍋などの〉底。下。 もー少ししったのほーだと取るんが楽なんだけんどな(もう少し下の方だと取るのが楽なのだけどな)樽のしったに隠れてる(樽の下に隠れている)
〜して (三重の方言)
〜よ〈文末詞〉。 せんどたことられてー。かなんして(たびたび高く買わされて。閉口よ)「そやてーそうなんだよ」とも。
そばえる (栃木の方言)
甘える。甘ったれる。 何がやんなんだが子どもは、母親の膝っかぶんとごでそばえてぐじっていた(何が嫌なのか子どもは、母親の膝元で甘えてぐずぐず言っていた)
たいこうさん 【太閣さん】 (奈良の方言)
背丈の低い人。 うちのお父ちゃんは太閤さんやさかいにお母ちゃんより小さいねん(うちの父は背丈が低く、母より小柄なんだよ)
だちゃかん (石川の方言)
だめだ。 あの人おらんと、この店だちゃかんガや(あの人がいないと、この店はだめなんだ)「だっちゃかん」「らちゃかん」とも。
だやい (富山の方言)
だるい。 なんやらだやいわ(なんだか身体がだるいよ)
ちきない (石川の方言)
病気で体がつらい。 かぜひーいて、なんやらきちないわ(風邪をひいて、なんだかつらいよ)「ちきねー」とも。加賀では「てきない」。
ちょこがしー (富山の方言)
くすぐったい。 なんやらちょこがしーわ(なんだかくすぐったいよ)
つくなむ (山口の方言)
しゃがむ。 つくなんだら、えらいんちゃ(しゃがんだら、苦しいのよ)
てれこ (徳島の方言)
ものの位置が入れ違っていること。 数字がてれこになっとったけん、計算が合わなんだ(数字の順番が違っているから計算が合わなかった)