〜ざった (三重の方言)
〜しなかった。 とーかもくわざったんじゃひてなーおい(十日も食わなかったんだからねえ、あなた)「〜だった」「〜はった」とも。
しくた (三重の方言)
出来損ない。 しくたみたいなはながあがっとったが(出来損ないのような花がお墓にあがっていたわよ)雨の降ったりやんだりを「しくたびより」という。また、一人前でない人を指して「ひとりだけしくたがおるなー」…
しける (香川の方言)
人見知り。 まだ、しけていかんなー(まだ、人見知りをして困る)
しなっと (福井の方言)
何気なく。いつのまにか。 ちっとも勉強せんてな顔してて、なに、しなーっといー点数取ってるんやって(ちっとも勉強しないような顔をしていて、なにをいつの間にいい点数を取っているんだ)
しみる (岐阜の方言)
凍る。 今年の冬は、さぶい日がおおて朝晩よーしみるなー(今年の冬は、寒い日が多くて朝や夜よく凍りますね)
しゃだれ (三重の方言)
横なぐりの激しい雨。 えらいしゃだれにおーてなー、おーじょーしたわ(ひどい土砂降りの雨で大弱りだったよ)
しゃっけ (秋田の方言)
冷たい。 最近、水しゃっけくなってきたなー(最近、水が冷たくなってきたなー)「しゃっこえ」「さっけ・さっこえ」「はっけ・はっこえ」とも。「ひやっこい」から。
しゃっこい (青森の方言)
冷たい。 こごの水、しゃっこくて、めなー(ここの水、冷たくて、おいしいなあ)
しょし(1) (秋田の方言)
恥ずかしい。 ひとめぁさ出るのだばしょしなー(人前に出るのは恥ずかしいなー)
しょのむ (鳥取の方言)
そねむ。妬(ねた)む。 蔵を建てると、しょのんでなんぞかんぞ言うもんがおっただってなー(蔵を建てると、妬んで何やかやと言う者がいたそうだね)