なんぎー (新潟の方言)
体が苦しい。辛い。 きつい坂を登ってなんぎー(急な坂を登って大変だ)「心が辛い」ことは「せつね」という。
なんくる (沖縄の方言)
自然に。ひとりでに。 なんくる なとーしぇー(自然にできているよ)なんくる ないさ(なんとかなるさ)
なんしか (大阪の方言)
何しろ。 なんしかえーねんて。こんどいっぺん行きはったらどない(とにかく良いんだって。今度いっぺんいらっしゃったらどう)
なんでれでー (大阪の方言)
どうして。なぜ。 なんでれでーやい(どうしてなんだよ、おい)
なんなら (岡山の方言)
なあんだ。 雨が降りょーるわ。なんならー。畑しょー思よーったのに(雨が降っているよ。なあんだ。畑仕事をしようと思っていたのに)
なんなんすっ (佐賀の方言)
背負う。おんぶする。 こんこのやーらしさー。ばっちゃんがなんなんしゅー(この子のかわいらしこと。おばあちゃんがおんぶしよう)
なんのあーた (福岡の方言)
どういたしまして。 「えずーご念のいりまして」(大変細やかななさりかたで)「なんのあーた」(どういたしまして)感謝辞をおし戻すことば。東部では「なんがあんた」。
なんば(1) (滋賀の方言)
とうがらし(蕃椒)。南蛮胡椒。 こーとに、な。なんばの味噌炊きばっかのさいやて(旧来の簡素に、ねえ。とうがらしの味噌煮ばかりのおかずだって)
なんば(2) (滋賀の方言)
とうもろこし(玉蜀黍)。南蛮黍。 「なんば」たら、「はちぼく」たら、皆、コーンのことやろ(「なんば」とか、「はちぼく」とか、皆、コーンのことだろう)
なんぼ (大阪の方言)
いくら。どれくらい。 おっさん、これなんぼや(おじさん、これいくら)