こくば (広島の方言)
枯れ松葉。落ち松葉。 秋ん、なりゃー、こくば集めて、いもー焼くかのー(秋になったら松葉を集めて薩摩芋を焼くかねえ)
こずく (長野の方言)
手間を惜しまない働き。 こずくがある人だねえ(億劫がらずにこまめに働く人だ)
このげ (岩手の方言)
眉(まゆ)毛(げ)。 このげさしらガではってきたな(眉毛に白毛が出てきたねえ)
こーっと (三重の方言)
ええっと。 あっこのやごうはなー。こーっと(あそこの屋号はねえ。ええっと)ひとり思案に発する語。
こーとな (京都の方言)
地味で上品な。 いや、こたち、こーとなべべきてはるなー(いや、子どもさん 上品な着物を着ておられるねえ)
こーとな (和歌山の方言)
地味だ。 こーとな柄やなー(地味な柄だねえ)
〜ごたっ(1) (鹿児島の方言)
〜のようだ。 こんはなよめじょは、にんぎょんごたっなー(この花嫁さんは人形のようだねえ)
ごとろ (神奈川の方言)
ひきがえる。 ごとろガよー、出てきたよー(ひきがえるがねえ、現れたよ)
ごんたくれ (大阪の方言)
腕白。いたずらっ子。 あいつほんまにごんたくれやなー。ゆーことひとっつもきけへんし(あいつは本当に腕白だねえ。言うことを一つも聞かないし)
〜ざった (三重の方言)
〜しなかった。 とーかもくわざったんじゃひてなーおい(十日も食わなかったんだからねえ、あなた)「〜だった」「〜はった」とも。