にしら (埼玉の方言)
おまえ。おまえら。 にしら、わりーことするときかねーど(おまえら、悪いことすると容赦しないぞ)
にんならん (福井の方言)
構わない。 ほんね気にせんときねー、うら、なーもにんならんのやで(そんなに気にしないでおきなさい、私は何も構わないのだから)
にーさま (山口の方言)
義兄。お兄さん。 あ、ちょっと、にーさま(あ、ちょっと、お兄さん)お姉さんへは「ねーさま」という。
ぬくとい (埼玉の方言)
暖かい。あったかい。 ここは風がきねーから、ぬくといなー(ここは風がこないから、暖かいな)おめーの手はぬくといな(お前の手は暖かいな)
〜ね(ー) (福井の方言)
〜なさい。 いつまで寝てるんにぇの。はよ起きねーま(いつまで寝ているんだい。早く起きなさいよ)
ねー (三重の方言)
無い。 まあこのごろはくさやがねーよになった(まあこのごろはわら葺の家が無いようになった)ai 連母音同化の痕跡か、これがよく耳につく。
のて 【の手】 (東京の方言)
山の手。 のてだねーあれはのての噺家だ(中心にはこられない〈二流の〉噺家だ)下町っ子が山の手の野暮ったさを軽蔑して言う語。
のめる (千葉の方言)
家が衰える。 えーに災難おきて、はー、のめっちゃったねー(家に災難が起きて、身上つぶしちゃったね)
のー・んのー (三重の方言)
おまえ〈目下に〉。 のーもよーねーよったんじゃろ(おまえもよく寝たもんだったろう)「うぬ」の転化形。
はぐる (埼玉の方言)
〜しそこなう。 一度寝はぐったら、はー眠れねー(一度寝そこねたら、もう眠れない)