むる (埼玉の方言)
漏る。 ふりーうちだから雨がむるんだい(古い家だから雨が漏るのだ)
〜もて (三重の方言)
〜しながら。 しごとしーもてききおったがれ(仕事をしながら聞いていたものだよ)二つの動作が同時におこなわれることをいう。
もらう (滋賀の方言)
子を授かる。 こないに赤ちゃん、もらわったんやて(近頃に赤ちゃんを授かりなさったのだって)
〜もんで (三重の方言)
〜ものだから。 いつもいっしょにまいるもんで(いつもいっしょに参るものだから)順接の接続助詞。
もーぼれる (埼玉の方言)
もうろくする。 俺もおめーもずいぶんもーぼれたいなあ(俺もお前も大分もうろくしたものだなあ)
やぼよー 【野暮用】 (東京の方言)
つまらない用事。やぼな用事。 この近所まで野暮用で来たものだから
よじける (群馬の方言)
よろける。 重くもねーのにかろーとしょーがよじけて歩いただよ(重くもないのに荷物背負いの衆が重い物が入っているかのようによろけて歩いだのだよ)
よんど (埼玉の方言)
よほど。よくよく。 よんどからだのぐえーがわりんだんべ(よほどからだの具合が悪いのだろう)
よーがい (兵庫の方言)
用意・用心。 よーがいが悪いしけー、そんなことになるんだー(用意が悪いから、そんなことになるのだ)
〜んやて (滋賀の方言)
〜のだって。伝聞の意。 補聴器かて高いのは六〇万もするんやて(補聴器だって高価なものは六〇万円もするのだって)