いっちょん (熊本の方言)
少しも。まったく。 きょーんテストはいっちょんわからんだった(今日のテストは少しもわからなかった)
えらがる (鳥取の方言)
苦しがる。 うちのてておやは、きやり腰でえらがっとる(私の父親は、ぎっくり腰で苦しがっている)「いやがる」の意でも用いられる。
〜つろ (愛媛の方言)
〜ただろう。 せーとりに、うみいいっつろー(カメノテを採りに海へ行っただろう)
てこにあわん (島根の方言)
仕事などの能力が足りない。 こげなもんだいは、わしのてこにあわん(こんな問題は、私の手に負えない)
のて 【の手】 (東京の方言)
山の手。 のてだねーあれはのての噺家だ(中心にはこられない〈二流の〉噺家だ)下町っ子が山の手の野暮ったさを軽蔑して言う語。
のて (長野の方言)
無器用で、怠け者。 のてで、どうしようもねえ(不器用で怠け者で、どうしようもない)
やいと (岐阜の方言)
灸。 やんちゃばっかやっとると、てんこにやいとすえるぞ(いたずらばかりやっていると、あたまのてっぺんにお灸をするぞ)