ながたん (岐阜の方言)
包丁。 昔のながたん、たまに研がんならんで、面倒じゃったのう(昔の包丁は、時々研がなければならないので、面倒であったね)
にこ (奈良の方言)
道から立つ白い土埃。 農道を舗装してくれはったさかいに雨がふらんでもにこがたたんな(農道を舗装してくれたので雨が降らなくても白い土埃が立たないね)
ねばり (岐阜の方言)
真綿。 むかしは、布団に綿入れる時、上にねばりのばいたもんやさ(昔は、布団に綿を入れる時、綿の上に真綿を伸ばしたものですよ)
ねんじこんじ (栃木の方言)
もじもじしているさま。 ねんじこんじしてっから、しょんべんでもしてんだんべ(もじもじしているから、小便でもしたいのでしょう)
はしゃぐ (岐阜の方言)
乾く。 こんだけ雨がつづいちゃ洗濯物がはしゃがんでこまった(これだけ雨が続いては洗濯物が乾かないので困った)
はそん (奈良の方言)
修繕。 台風で土手がくえたさかいにはそんしてきたで(台風で土手が崩れたので修繕してきたよ)
はちがつだいみょう (奈良の方言)
農家の八月は、大名のようにゆっくりできることからこのように呼ばれる。 もうたーの水も心配せんでええし、この時期の百姓はほんまはちがつだいみょうや(もう田んぼの水についても心配がないので、この時期の農家…
はなぐら (栃木の方言)
いびき。 酒飲むとはなぐらかぐんでねむれねー(酒を飲むといびきをかくので眠れない)
はわす (奈良の方言)
もらいものをよそへ回す。 わしこの土産あんまり好きちゃうさかいに、隣へはわそか(私はこの土産はあまり好きではないので、隣へ回そうか)
ばっかい (富山の方言)
始末。 年とって、雪のばっかいによわってのー(年を取ったもので、雪の始末に困ってねえ)