さだっ (鹿児島の方言)
にわか雨。 さだっがくれば、よかて(にわか雨がくればよいのに)
さっさる (滋賀の方言)
なさる。しなさる。 えろー高い山やのに、おじーは、さっさと登らさっさる(ひどく高い山だのに、おじいさんは、さっさと登りなさる)
されく・さろく (熊本の方言)
歩き回る。 あん子はまだひとつにもならんて、もーされきまわりよる(あの子はまだ一歳にもならないのに、もう歩き回っているよ)
しゃっちで (長崎の方言)
何が何でも。無理にでも。 雨んふっとに、しゃっちで出かけんでもよかろーに(雨が降るのに無理に外出しなくてもいいだろうに)
しゃれぼー (佐賀の方言)
おしゃれ。 おっかさんなしゃれぼーじゃったけん、ずっちひまんいったちゃー(お母さんはおしゃれだったから、出掛けるのに時間がかかったのだよ)
しわい (奈良の方言)
けち。吝嗇な。 あこのうちは婚礼やゆうてもしわいなあ(あそこの家は結婚式だというのにけちだねえ)
じゃっしー (山梨の方言)
ジャージ。体操着。 あした体育があるに、俺んじゃっしーはどこでー(明日体育があるのに、おれのジャージはどこだい)
たぐ (山形の方言)
持って移動する。 このにもづ、えぎまでたガえでけねが(この荷物を駅まで持って行ってくれないか)
ちゃーる (栃木の方言)
捨てる。 ちんこくてめんごい猫なのに、だれがちゃーったんだんべ(小さくてかわいい猫なのに、だれが捨てたんだろう)
ちーはしる (佐賀の方言)
つい行ってしまう。 あんにきの道さんいかやんてちーはしった(あの傍の道を行かないといけないのに〈他に〉行ってしまった)