あいだ (群馬の方言)
間。平日。これといった行事のない日。 あいだにまんじゅーこせーて、法事でもあったんかい(平日なのに饅頭こしらえて、法事でもあったのかい)
あからん(1) (熊本の方言)
ものにならない。 ことしんトマトはしゅるばっかおーしてあからんな(今年のトマトは水気ばかり多くてものにならないな)
あげず (岩手の方言)
とんぼ(蜻蛉)。 あぎだずのに、あげずまだみねな(秋になったというのに、とんぼの姿がまだ見えないね)
あずる (徳島の方言)
てこずる。 大きい弁当買うたら食べるんにあずったわ(大きい弁当を買ったら食べるのにてこずったわ)
あたれー (宮崎の方言)
もったいない。 まだ、すつっとにはあたれーが(まだ捨てるのにはもったいないよ)「あったらしー」とも。
あったらか (長崎の方言)
惜しい。 あったらかばよ。ふつっとは。まだ使わるっとに(惜しいなあ。捨てるのは。まだ使えるのに)
あったらしか (鹿児島の方言)
もったいない。 まだつこがなって、あったらしかことしやんな(まだ使えるのに、もったいないことをするな)古語の「あたらし〈惜〉」の意味を残している。
いだまし (秋田の方言)
惜しい。もったいない。 あど少しででぎだども、やれねぁして、いだましごどした(もう少しでできたのにやれなくて惜しいことをした)
いだましねぁ (岩手の方言)
惜しい。 そのにわききってしまっていだましねぁがったな(その庭木を切ってしまって惜しいことをしたね)
うざねはぐ (岩手の方言)
苦労する。難儀する。 ゆぎつもったがら、やぐばさいぐのに、うざねへぁでしまったな(雪が積もったので、役場に行くのに難儀したねえ)