いらち (京都の方言)
せかせかして落ち着きのない人。せっかちな人。 あの人いらちやし、待たせたらあかんで(あの人はせっかちだから、待たせてはいけないよ)
じちらかと (滋賀の方言)
落ち着いて。じっくりと。 朝はせわしないさかい、じちらかと新聞も読めん(朝は気ぜわしいので、じっくりと新聞も読めない)
せらいご (大分の方言)
養子をもらって育てているうちに生まれた実子。 後藤さんとこにゃせらいごが生まれたそうな(〈養子をもらって育てていた〉後藤さんの家にはせらいご〈実子〉が生まれたそうだ)「〈跡目を争う〉競り合い子」の転。
せんぐり (奈良の方言)
次々に。 秋祭りのだんじりはせんぐり出てくるなあ(秋祭りのだんじりは次々に出てくるねえ)
せんど (三重の方言)
たびたび。思う存分に。 そらあんたさんはせんどくろーしてきなったひとやで(それはあなたは存分に苦労してきなさった人だから)
せんど (奈良の方言)
何度も。十分に。 あの子にはせんどゆーて聞かしたはずやで(あの子には十分に注意したはずだよ)
はせ (香川の方言)
ボタン。 はせぐらい、わがでんつけな(ボタンくらい自分でつけなさい)
はせだ (愛媛の方言)
仲間はずれ。 わるさぎりしよったら、はせだにされるぞ(悪さばっかりしてたら、仲間はずれにされるよ)