いらくる (鳥取の方言)
うるさがる。 ばさんの長話に、おじじがいっつもいらくってござったよ(おばあさんの長話に、おじいさんがいつもうるさがっていたよ)
しょーぶわけ (奈良の方言)
形見分け。 おばあさんのしょーぶわけに西陣の帯もろてん(おばあさんの形見分けに西陣織の帯をもらったんだ)
しんぜる (群馬の方言)
神仏にお供えする。 毎朝仏さんにご飯しんぜるんはおばーさんだいのー(毎朝仏様にご飯をお供えするのはおばあさんですよ)
とろっぴ (栃木の方言)
いつも。 隣のばーさんはとろっぴあすびにくる(隣のおばあさんはいつも遊びに来る)
のーぶぞか (佐賀の方言)
横着な。 あぎゃんのーぶぞかばばしゃんなおらっさんちゃー(あんなに横着なばあさんはおられないよ)
はじかい (岐阜の方言)
ざらざらしている。 ばさまの手ははじかいなー(おばあさんの手は皮膚が荒れてざらざらしているね)
はだぐい (長崎の方言)
間食。 あんおんばやんな、よーはだぐいばしなっと(あのおばあさんはよく間食をされるの)
ひして (栃木の方言)
終日。一日中。朝から晩まで。 隣りのおばーさんは、ひしておぎにあすびにやってくる(隣りのばあさんは、一日置きに遊びに来る)
へらこい (徳島の方言)
ずる賢い。 あいつはへらこいやっちゃけん、いつでもばーやんに菓子もらいよるわ(あいつはずる賢い奴だから、いつもおばあさんに菓子をもらっている)
ほまぢ (福島の方言)
へそくり。 このくづは、ばーちゃんのほまぢで買ってもらった(この靴は、おばあさんのへそくりで買ってもらった)