しかも (新潟の方言)
かなり。よほど。 しかも釣れた(かなり釣れた)
しったげ (秋田の方言)
とても。 しったげさび(とても寒い)「死ぬだけ死ぬほど」から。年配者にはこの語源意識があり、「しんたげ」とも言う。
すらごつ (佐賀の方言)
噓。 なめた口ばききよるどん、すらごつもほどほどにしとかんけ(なめた口をきいているけれども、噓もほどほどにしておけよ)
ずくなし (長野の方言)
怠け者。ぐうたら。 あんなずくなしはない(あれほどのぐうたらはいない)
ずずねー (栃木の方言)
ぞくぞくする。 葉っぱのうらにずずねーほど毛虫がいたったね(葉っぱの裏側にぞくぞくするほど毛虫がいましたね)
せつね (新潟の方言)
つらい。悲しい。 あんべわーりてせつーねですてー(体調がすぐれなくて辛いですよ)それほど大げさでなくても、よく使われる。
たいぎゃ (熊本の方言)
本当に。 熊本城は、たいぎゃむしゃんよかね(熊本城は、本当に武者ぶりがいいね)「大概に」「ほどほどに」の意でも用いられる。
たごまる (宮城の方言)
ひもやロープなどが絡まって、ほどきにくいさま。また、着ているものが次第に一ヵ所に寄ること。 シャッツの袖ぁたごまって、えんずぇごどぁ(シャツの袖が寄って、違和感があるなぁ)
たましぽろぎ (秋田の方言)
失神するほど驚くこと。 草むらがら蛇出はってきて、たましぽろぎした(草むらから蛇が出てきて、びっくり仰天した)「魂ほろく」は「失神する」。「ほろく」は「ぶるぶると振るい落とす」「すっかり失う」の意。
つるつるいっぱい (福井の方言)
溢れるほどいっぱい。 ほんねつるつるいっぱい入れたら、こぼれてまうゲの(そんなに一杯一杯に入れたら、こぼれてしまうよ)