ほがね (宮崎の方言)
頼りない。しっかりしていない。 ほがねもんじゃ、しっかいせんといかんが(頼りないな、しっかりしなさい)
ほきる (神奈川の方言)
草木などが〈人間も〉成長する。 この桑(くわ)よー、よくほきたなー(この桑はね、十分に成長したなあ)
ほきる (栃木の方言)
〈草木が〉伸びる。生い茂る。成長する。 しばらく草刈りしなかったら、せったけぐれーほきちゃった(しばらく草刈りしなかったら、背丈ほど伸びてしまった)
ほきる (群馬の方言)
草木が成長する。勢いよく伸びる。 桑は、まー、ほきるんがはいぇーよ(桑は、まあ、成長するのが早いよ)
ほぎる (宮城の方言)
萌える。繁る。 はだげさまいだまめぁほぎできた(畑に播いた豆が芽生えてきた)
ほげ (大分の方言)
でたらめ。 まーたそげなほげを、言うち(またそんなでたらめを言って…)「法外」の転。「ほげほっぽう」は強調形。
ほげたあく (奈良の方言)
口答えする。 親にほげたあくとは一〇年早いわ(親に口答えするとは一〇年早いぞ)
ほげない (兵庫の方言)
はかない。 ほげない死によーやったなー(はかない死にようだったねえ)「ほえない」「ほいない」とも。
ほほ (茨城の方言)
腹いっぱい。 ほゲほゲたべらっしょ(腹いっぱい食べてください)
ほげる (福岡の方言)
穴があく。 かべがほげとー(壁に穴があいている)