ほだれ (滋賀の方言)
つらら。氷柱。 ほだれんぼガさガったるつべたい時やかて、我慢したんや(つららが下がっている冷たい時だって我慢したのだ)
ほっけぁ (岩手の方言)
ほお(頰)。 このわらし、あげほっけぁしてるな(この子は、赤いほっぺたをしているねえ)
ほっこり (滋賀の方言)
うんざり。 ほっこりした。もーはい、かなんて、ゆーてやんした(うんざりした。もう、これっきり嫌だと言っていなさった)
ほっこりする (福井の方言)
疲れる。 秋の稲刈り仕事終わって、ほっこりした(秋の稲刈りが終わって、疲れた)
ほっこりする (京都の方言)
ほっとする。 やらんなんことがすんで、ほっこりしますなー(しなければならないことが済んで、ほっとくつろぎますねえ)
ほっこりせん (岐阜の方言)
はかばかしくない。 おとといから、どーもほっこりせんで、困ったことじゃ(一昨日から、どうも体の調子がはかばかしくなくて、困ったことです)
ほっこりせん (三重の方言)
思わしくない。 えー、それがねっからほっこりしませんのやわ(ええ、一向に思わしくないんですのよ)「ほっこり」は「せん」という否定の形で行われることが多い。
ほっちゃれ (北海道の方言)
疲れて元気のない人。 こどものしおくりでもうほーっちゃれだ(子どもの仕送りのために疲れ果ててもうほっちゃれだ)もともと産卵、放精後の鮭を言う。
ほでくてねぁ (岩手の方言)
雑然として混乱している。 おめぁのしゃべるごど、はっぱりほでくてねぁ(お前の言うことはごちゃごちゃしていて、訳が分からない)
ほとばかす (岐阜の方言)
水に浸す。 ちょぼっと、ほとばきゃーておきゃ、やーこなるじゃろ(少し水に浸しておけば、軟らかくなるでしょう)