ほとばす (長野の方言)
水に浸す。 お茶碗、ほとばしといて(お茶碗を水に漬けておいて)
ほとばす (群馬の方言)
水に浸けてふやかす。 まめーほとばしておけや(豆を水に浸けてふやかしておけよ)
ほとびる (愛知の方言)
火傷する。 ほとびるよーな風呂に入ったもんだい(火傷するような風呂に入ったから)
ほとほとする (東京の方言)
困りきる。 もうあいつにはほとほとした
ほとめく (福岡の方言)
十二分にもてなす。 おきゃくば、ほとめかっしゃった(お客を十二分にもてなしなさった)
ほどらい (富山の方言)
程度。程合い。 ほどらいちゅうもんがあろが(程合いっていうものがあるだろうが)
ほどる (宮城の方言)
温まる。 炬燵さ入て、足もえあんべににほどりした(コタツに入ったので、足もちょうどよく温まりました)古語「ほとほる」から。
ほな (兵庫の方言)
さようなら。 先帰るわー。ほななー(先に帰るよ。さようなら)
ほなけんど (徳島の方言)
だけど。しかし。 おまはんの言よることはわかるでよ。ほなけんど、うまいこといかんのと違うで(あなたの言うことはわかるよ。だけど、うまくいかないんじゃないの)
ほぼろをうる (広島の方言)
嫁が勝手に里へ帰る。 夫と喧嘩して、ほぼろをうったげな(夫と喧嘩して〈嫁が〉勝手に里へ帰ったそうだ)