あづばる (福島の方言)
集まる。 みんな、こごさあづばれ(みんな、ここに集まれ)
あて (京都の方言)
私。 あてかてしてみとおす(私だってしてみたいです)女性が用いる。まれに男性も。
いが (長崎の方言)
赤ん坊。 あすこんいがは、かわいかなあ(あそこの赤ん坊はかわいいねえ)今は使わない。「いがいがと泣く」の古語から生まれたと言われるが、擬声語「いがいが」が使われることはない。
おいつき (山梨の方言)
その土地で生まれ育った人。生え抜き。 おいつきの人に方言を聞いて歩いているです(この土地で生まれ育った方に方言を聞いて歩いているのです)
おたい (熊本の方言)
わたし。 おたいは毎日孫に囲まれちょるけん幸せですたい(わたしは毎日孫に囲まれていますので、幸せですよ)
おぼご (山形の方言)
赤ん坊。 あそごのしぇで、おぼごんまったど(あそこの家で赤ん坊が生まれたそうだ)
かもう (広島の方言)
からかう。もてあそぶ。 犬をかもーてかまれんさんな(犬をからかって咬まれないように)
くどい (福井の方言)
塩辛い。 このおつけ、かすなくどいさけ、飲まれんて(この味噌汁はとても塩辛いので飲めないよ)
け〜 (鹿児島の方言)
動詞の意味を強める接頭語。 たのまれちょったどん、けわすれた(頼まれていたけれども忘れた)あや事故で、けしんだちよ(あの人は事故でなくなったそうだよ)
〜こそ (三重の方言)
〜しか。 さけはたまにこそのまへん(酒はまれにしか飲まない)志摩では「〜より」「〜から」、伊賀では「〜はちゃ」。