おんか(2) (群馬の方言)
公然と。おおっぴらに。 盆の二日はおんかで休めるよ(盆の二日間は公然と休めるよ)
おーばけんたいに (三重の方言)
おおっぴらに。無遠慮に。 ほしたらおーばけんたいにやすめるやないかな(そうしたらおおっぴらに休めるじゃないか)「けんたいに」だけもある。
きめる (岐阜の方言)
捕らえる。 おめーさん、なかなかきめるの、うめーなも(あなたは、とても捕らえるのが、上手ですね)
け〜 (鹿児島の方言)
動詞の意味を強める接頭語。 たのまれちょったどん、けわすれた(頼まれていたけれども忘れた)あや事故で、けしんだちよ(あの人は事故でなくなったそうだよ)
こだらかす (鳥取の方言)
あやす。なだめる。 きゃーりーことをゆーもんは、適当にこだらかしときゃーえー(うっとうしいことを言う者は、適当にあやしておけばよい)
〜こてー (新潟の方言)
〜さ。 そーらこてー(もちろんそうさ)文末に添えて表現を強める。
こなす (福岡の方言)
いじわるしていじめる。 わるそーが、とーしぇんぼして、こなしよる(いたずら小僧が通せんぼしていじめている)「にくじ」は精神的意地悪。
〜ごろ (鹿児島の方言)
人を卑める接尾語。 じごろ(地元生え抜きの田舎者)うそひーごろ(噓つき野郎)
さす (和歌山の方言)
はめる。 ひやこいさか、てふくろさした(冷たいから手袋をはめた)
さでこむ (山口の方言)
かき集める。放り込む。 はよせんたくもんさでこみー(早く洗濯物を取り込め)長門では「さらばえる」とも。