あだりほどり (宮城の方言)
そこいらじゅう。近辺。近隣。 どごさ落どしたもんだが、あだりほどりたねでくっか(どこに落としたものやら、そこいらを捜してくるか)
あらけない (愛知の方言)
乱暴な。荒々しい。 そんなあらけねぁーことやらずにおけ(そんなに乱暴なことをしないでやめろ)
いつも (滋賀の方言)
妹。 いつもの婿は、ぎっとかいては、いやらせん(妹の婿は、あぐらかいては、いらっしゃらない)
いのく (富山の方言)
動く。 なんやら、いのいとる(何だか、動いている)
いびしー (大分の方言)
気味が悪い。 へびが死んじょる。いびしーのー(ヘビが死んでる。気味が悪いなあ)古語「いぶせし」の転。「汚い」「恐ろしい」「いやらしい」など多義。
うい(1) (富山の方言)
つらい。苦しい。 風邪をひいたがか、なんやらからだがういわ(風邪をひいたのか、なんだか、体がつらいよ)
うざくらしー (石川の方言)
いやらしい。面倒な。 うざくらしーこと、引き受けてきたな(面倒なことを、引き受けてきたな)
おしゃらぐ (茨城の方言)
おしゃれ。 おしゃらぐばっかりして、なんにもやんねよ(おしゃればかりしていて、何もやらないんだよ)
おろこばえ・おろかばえ (香川の方言)
実生。 いつのまにやら、おろかばえがでとるぜ(種をまいてないのに木〈野菜〉が生えている)
きみじん (愛知の方言)
清潔好きなきちんとした女性。 きみじんだで、きちんとやらしたな(きちんとした人だから、〈仕事を〉きっちりとなさったね)