さかい(に) (京都の方言)
〜から。 そやさかい(に)いかんときゆーたのに(そうだから行かないように言ったのに)「さけ(に)」とも。
さばる (広島の方言)
しがみつく。すがる。 振り落とされんよーに、よーさばっとれよ(振り落とされないように、よくしがみついていろよ)
しこる (熊本の方言)
格好つける。威張る。 うちんた、ちーとばかしこるごてなったね(うちの子は少しばかり格好つけるようになったね)
しみる (長野の方言)
冷える。凍りつく。 今晩はしみるから、大根しみないよーにしろ(今晩はぐっと冷え込むから、大根が凍らないようにしろ)
じぶき (北海道の方言)
地吹雪。 ひっといじぶきで顔まで雪まみれだ(ひどい地吹雪で顔まで雪まみれだ)積雪が強風により吹雪のようになる。
すっぱね (宮城の方言)
裾などに跳ね上がった泥。 すっぱねあげねよー、気ぃつけで歩がいん(裾に泥を跳ね上げないように気を付けて歩きなさい)「つっぱね」とも。
ずつねー (大分の方言)
苦しい、情けない。 仕事が思うようにいかん。ずつねーのー(仕事が思うようにいかない。苦しいなあ)「術なし」の転。
そざす (宮城の方言)
損なう。いためる。 そったにほんそざしてはわがんね(そのように本を粗末にしてはいけない)古語「損ざす」から。
たしない (徳島の方言)
稀少だ。 ようけあったように思うた銭も使うてしもうたらたしないもんじゃ(たくさんあったように思ったお金も使ってしまったら少ないものだ)
たてり (岡山の方言)
物事の道理や規則。 そりゃー、たてりゃー、そねーになっとるがな(そりゃあ、規則は、そのようになっているよ)