ばんこ (長崎の方言)
踏み台。涼み台。縁台。 昔のばんこはもーなかごとなった(昔の踏み台はもうないようになった)ポルトガル語 banco に由来。
ぱん (鹿児島の方言)
食わん。 ぱんなぱん(パンは食べない)「くわん→くゎん→ぱん」と変化したもの。同じように「食う」は「ぷ」、「食え」は「ぺ」となる。
ひょろずく (鳥取の方言)
よろめく。よろける。 年のせいかひょろずくよーになったわ(年を取ったせいかよろめくようになったよ)「よろつく」「よろばう」とも。
ぶくれる (長崎の方言)
溺れる。 深かとこにいて、ぶくれんごとせんば(深いところに行って溺れないようにしなければ)
ほりっこ (埼玉の方言)
堀。用水堀。 かくねっこなんかでほりっこにおっこちんなよ(かくれんぼなどで堀に落ちないようにしろよ)
まどす (京都の方言)
弁償する。 まーどせ まどせ もーとのとーりにまどせ(元の通りになるように弁償しろ)例文は子どもたちがはやしたてることば。「まどう」とも。
むす (福島の方言)
漏らす。 むグさねように、便所さ行っておげ(漏らさないように、便所に行っておけ)
やのあさって (岩手の方言)
しあさって(明々後日)。 こんどのあずまり は[ha] やのあさっでだがら、わすれるなよ(今度の会合はしあさってだから忘れないようにね)
やめる (新潟の方言)
痛む。うずくように痛む。 歯がやめる(歯が痛む)歯・頭・腹などの痛みによく言う。
ゆわがんけ (栃木の方言)
岩場。 この辺はゆわがんけだがら、おんのめって怪我しねよーにきーつけろ(この辺は岩場だから、滑って怪我をしないように気をつけろ)