きりば (広島の方言)
まな板。俎板。真魚板。 きりばー、よー、ながしておけよ、鱗がちーとるけー(まな板をよく洗い流しておけよ、魚の鱗が付いているから)
きんしゃい (福岡の方言)
おいでなさい。 はよーきんしゃい(早くおいでなさい)シャルは動詞の連用形に続いて、親しみを表す語。
ぎょーさん (京都の方言)
たくさん。 こんなぎょーさん買うてきてどないするん(こんなにたくさん買ってきてどうするの)「よーさん」とも。
ぎんつ (岐阜の方言)
鯰の子。 水がきれいになったで、たまにぎんつおるよーになったんな(水が美しくなったので、時々鯰の子がいるようになりましたね)
くじっかてーに (神奈川の方言)
律儀に。かたく。 くじっかてーに、おけーしなんか、しなくっても、いーだよー(律儀に、お返しなどしなくても、いいんだよ)
くどい (石川の方言)
塩辛い。 こんなくどいもんな、体によーないガや(こんなに塩辛いものは体によくないんだ)能登では「からい」。
くむ (静岡の方言)
崩れる。 裏山のガけガ大雨でくんで困ったっけよー(裏山の崖が大雨で崩れて困ったっけなあ)
こ(っ)さらしー (愛知の方言)
生意気な。 あの子はこっさらしーことゆーよーなったんだわ(あの子は生意気なことを言うようになったんだよ)
こたう(1) (高知の方言)
肉体的・精神的に応える。 あつけがことーてまだよーおきん(暑気あたりが応えてまだ起きられない)らくだいしたががことーちゅー(落第したことが応えている)
こーかる (福岡の方言)
自慢して威張る。 自分のことば、こーかりよー(自分のことを自慢して威張っている)威張っている様子を「こーたかか」と言う。