よさり (奈良の方言)
夜。 この時期はよさり冷えるさかいにぬくうせなあかんで(この時期の夜は冷えるので温かくしないとだめだよ)
よざる (島根の方言)
夜更かしをする。 子どもが、よざってかなわん(子どもが夜更かしをして困っている)
よざるひき (広島の方言)
夜遅くまで起きている人。 はよー、ねにゃー、よざるひきゅー、てんぐーが掠(さら)いに来るぞ(早く寝なくては、夜遅くまで起きている人を天狗が掠いに来るぞ)
〜よし (和歌山の方言)
〜なさい。 いきよし(行きなさい)
よじける (群馬の方言)
よろける。 重くもねーのにかろーとしょーがよじけて歩いただよ(重くもないのに荷物背負いの衆が重い物が入っているかのようによろけて歩いだのだよ)
よじむる (和歌山の方言)
片付ける。 蚕をひとつによじめてしまおー(蚕を一つにまとめてしまおう)
よすれ (山形の方言)
留守番。 今日はみんないそがすくで、誰もいねさげ、おめよすれすてれ(今日はみんな忙しくて誰もいないから、おまえ留守番していろ)
よせる (静岡の方言)
〈洗濯物を〉取り込む。 あめん降ってきたで早くよせてくんにゃーか(雨が降ってきたから洗濯物を早く取り込んでくれないか)
よそわしか (佐賀の方言)
汚い。 よそわしか! そがんとけーごみばすつんな(汚い! そんな所にごみを捨てるな)
よぞい (滋賀の方言)
おぞましい。 かきだすのは、ほんまによぞい仕事でなー(搔き出すのは、本当におぞましい汚い仕事でねえ)「よぞくろしー」とも。