しるい (高知の方言)
土が水を多く含んでぬかるんでいる、あるいは軟弱な状態。 雨がうんと降ったき道がしるーなってとーれな(雨がたくさん降ったから道がぬかるんで通れないよ)
しんだい(1) (徳島の方言)
〈体が〉だるい。 暑い日が続くけんしんだいわ(暑い日が続くから体がだるいわ)
じゃまない (石川の方言)
大丈夫だ。 顔色わるいけど、じゃまないけ(顔色が悪いけれど、大丈夫か)
じゅるい (兵庫の方言)
ぬかるんでいる。 じゅるい田んぼで麦まきしてん(ぬかるんだ田で麦まきしたんだよ)但馬では「じるい」とも。
じるい (静岡の方言)
やわらかい。 道ガじるいで気をつけな(道がぬかっているから気をつけな)
じるい (香川の方言)
ぬかるんでいる。 じるいけん、長靴はいていきまい(ぬかるんでいるから、長靴を履きなさい)
ずつない (奈良の方言)
体調や気分がわるい。 ゆーべ夜ふかししたよって、ちょっとずつないねん(昨夜夜ふかししたので、少し気分がわるいんだ)
ずりきー (大分の方言)
ずるい。 あーっ、じゃんけんの後出しはずりきーでー(あっ、じゃんけんの後出しはずるいよー)「ずるい」よりも強い語感。他に、「こしきー」(狡い)「おーちゃきー」も同様。(横着だ)
たましぽろぎ (秋田の方言)
失神するほど驚くこと。 草むらがら蛇出はってきて、たましぽろぎした(草むらから蛇が出てきて、びっくり仰天した)「魂ほろく」は「失神する」。「ほろく」は「ぶるぶると振るい落とす」「すっかり失う」の意。
たるばー (高知の方言)
思う存分。 毎日たるばーお酒を飲みよったら肝臓にわりーちや(毎日思い切りお酒を飲んでいたら肝臓にわるいよ)