ろくすっぽ (神奈川の方言)
下に打ち消しのことばを置いて、不十分であるさまを示すことば。 ろくすっぽ、おれの話も聞かねーで、勝手なこと言うなよ(十分に私の話も聞かないで、勝手なことを言うなよ)
ろくにする (島根の方言)
膝をくずす。あぐらをかく。 どーぞ、ろくにしてごはっしゃい(どうぞお楽にして下さい)
ろっく (奈良の方言)
平坦。平ら。 土台はろっくに削らなあかん(土台は、平坦に削らなければだめだ)
ろっぷん (香川の方言)
丸裸。 「がっこまでろっぷんではしれるか」(学校まで素裸で走れるかい)「はしれらいや」(走れるよ)
ろっぽもん (富山の方言)
乱暴者。 あんなろっぽもん、相手にせんこっちゃ(あんな乱暴者は相手にしないことだよ)
〜ろも (新潟の方言)
〜だけれども。 そらろもそらよーねーわね(そうだけれどもそれは良くないさね)
〜ろー (高知の方言)
〜だろう。〈推量〉 こんなところにおったらひやいろー(こんな所にいたら寒いだろう)
ろーず (宮城の方言)
庭。 どーぞろーずのほーがらおへんなぇ(どうぞ庭のほうからお入りください)「おろず」とも。
ろーちき (島根の方言)
たいそう。たくさん。 ろーちき、人があつまった(たくさん人が集まった)
ろーま (山口の方言)
春菊。 いちじく、にんじん、さんしょうに、しいたけ、ごぼうに、ろーま〈下関の数え歌〉滋賀・島根・福岡の一部でもいわれる。