こん (山梨の方言)
こと。 学校であったこんみんなに話しとーけ(学校であったこと皆に話したかい)
ござる (三重の方言)
おられる。 今ござったらげんなりしなるわさ(今生きておられたら、がっかりされるわよ)「呼んでござる」のように補助動詞としても用いられる。
ごじゃっぺ (栃木の方言)
うそ。 そんなごじゃっぺだれが本気にすっか(そのような噓をだれが本気にするものか)
ごじゃらっぱ (千葉の方言)
わからずや。 そんなごじゃらっぱは連れでいがねーど(そんなわからずやは連れて行かないぞ)
ごたむく (石川の方言)
理屈を言う。文句を言う。 そんな、ごたむくゲんたら、いっぺんやってみーま(そんなに文句を言うんだったら、一度やってみろよ)
〜ごたる(1) (熊本の方言)
〜のようだ。 こんごろんメロンなふとかなー、まっですいかんごたる(このごろのメロンは大きいなあ、まるでスイカのようだ)
ごわす (長野の方言)
あります〈丁寧語〉。 きんなは、それはたしかに、机のういにごわした(昨日はそれはたしかに机の上にございました)
ごんしょ (和歌山の方言)
いらっしゃいよ。 そがいにえんりょしやんすな。うちいごんしょ(そんなに遠慮しないでよ。わが家にいらっしゃいよ)きいつけてにい。はよ、ごんしょ(気をつけてね。はやくもどっていらっしゃいよ)
ごー (香川の方言)
ごらん。 見てごー、まちごてしもたやろ(見てごらん、間違ってしまっただろう)中讃では「ごんな」。
ごーわく (静岡の方言)
腹が立つ。しゃくにさわる。 あんなことゆわれてごーガわいてしょんねーなー(あんなことを言われて腹が立ってしょうがないなあ)