ひこずる(2) (徳島の方言)
散らかす。 この部屋はえらいひこずっとんな(この部屋はかなり散らかっているね)
ひとすばえする (大分の方言)
〈子どもが〉来客などに興奮してまつわりつくこと。 こら!お客さんにひとすばえすんな!(これ!お客さんにまつわりついたらいけないよ)「人見知り」の反対。
ひどい(2) (滋賀の方言)
すばらしい。ほめる意。 あんな、おぼたいもん持たーる。ひどい人や(あのような重い物を持ちなさる。すばらしい力持ちだ)
ひどい (徳島の方言)
すごい。えらい。 あんなこまい子が一人で大阪まで行ったんでよ。ひどいなあ(あんなに小さい子が一人で大阪に行ったんだよ。すごいなあ)程度が甚だしい場合に良い意味でも用いられる。
ひやか (佐賀の方言)
寒い。 きゅーわほんなこてーひやかない。ひやひやこーずーにゃきつかー(今日はとても寒いねぇ。寒がりにはつらいよ)
ひょっこだ (神奈川の方言)
いびつだ。 風船つかんだらよー、ひょっこんなっちゃったよー(風船をつかんだらねぇ、形がいびつになってしまったよ)
ひょんなげな (岡山の方言)
変な。奇妙な。 ひょんなげな顔じゃなー。どーしたんならー(変な顔だなあ。どうしたんだ)
ひょーげる (富山の方言)
ふざける。ひょうきんにする。 あの人はひょうげた人や(あの人はひょうきんな人だ)
ひんず (徳島の方言)
余分。 ほなにひんずにつがれても食べれんよ(そんなに余分に盛られても食べられないよ)
ひーとい (愛知の方言)
一日中。 こんなことにひーといかけただか(こんなことに一日中時間をかけたのか)尾張では「ひーて」。