あずげる (山形の方言)
与える。 こだなあぶないもの、子どもさあずげでだめだ(こんな危ないものを子どもに与えてはだめだ)
あだげる (千葉の方言)
騒ぐ。 いづまでもあだっげっだねーど(いつまでも騒ぐんじゃないぞ)
えげる (岐阜の方言)
飽きる。 まーにち、おんなじよーなおかずばっかじゃが、おんしえげへんか(毎日、同じような副食ばかりで、あなたは飽きませんか)
えじやげる (茨城の方言)
怒りがこみあげる。腹が立つ。 あえづのごどかんガえっと、えじやげでしゃーねー(あいつのことを考えると腹が立ってしょうがない)
おどげる (岩手の方言)
落雷する。 えのめのすギのぎさ、おどげったじぇ(家の前の杉の木に、雷が落ちたよ)
きもやげる (秋田の方言)
腹が立つ。 いづまでも待だへで、まんじ、きもやげる(いつまでも待たせて、なんと、腹が立つ)「きまげる」とも。「肝焼ける」から。
こっぴんかたげる (兵庫の方言)
小(こ)鬢(びん)を傾ける。思案する。困る。 どないしたん。さっきからずっとこっぴんかたげて(どうしたの。さっきからずっと困った様子で)
ごせやげる (福島の方言)
腹が立つ。 あのひどい態度には、ごせやげる(あのひどい態度には、腹が立つ)「ごせっぱらやげる」とも。
しっちゃる (福島の方言)
破ける。 はったばっかしの障子、しっちゃゲだ(はったばかりの障子、破けた)
しもる (茨城の方言)
寒さで野菜などがいたむ。 さづまはとぐに、しもゲんのガはやえんだ(さつまいもは特に寒さでいたむのが早いんだ)