あだりほどり (宮城の方言)
そこいらじゅう。近辺。近隣。 どごさ落どしたもんだが、あだりほどりたねでくっか(どこに落としたものやら、そこいらを捜してくるか)
あっかあっか (栃木の方言)
冷や冷やする。 何をいー出すかわがんねーと思って、あっかあっかしてたよ(何を言い出すかわからないと思って、冷や冷やしてたよ)
あっきゃー (新潟の方言)
あれまあ。あれえ。 あっきゃー、茶碗おとしてしもーた(あれえ、茶碗を落としてしまった)
あったらしか (鹿児島の方言)
もったいない。 まだつこがなって、あったらしかことしやんな(まだ使えるのに、もったいないことをするな)古語の「あたらし〈惜〉」の意味を残している。
あっつこっつ (宮城の方言)
あちらこちら。物事をいい加減に行なうさまにも。 すごどあっつこっつしてわがんね(仕事をいい加減にしてはだめだ)
あってこともねー (栃木の方言)
とんでもない。 車がぼっこれて行げなくなっちゃって、あったこどもねーこどんなっちゃってさ(車が故障して行けなくなって、とんでもないことになってさ)
あっぱがお (香川の方言)
あきれ顔。 あっぱがおして、何みよんぞ(あきれ顔で、何を見ているんだ)
あて (京都の方言)
私。 あてかてしてみとおす(私だってしてみたいです)女性が用いる。まれに男性も。
あばかす (鳥取の方言)
だます。いつわる。 おかやんをあばかして、じぇにもらってはいけんよ(お母さんをだまして、お金をもらってはいけないよ)「あばやかす」とも。
あばかん (佐賀の方言)
入りきれない。 ありゃーあんまいうーしてあばかんばい(あれはあんまり多くて入りきれないよ)